トータルな海外接続を目指したAsian Payment Network(APN)
APNは、「アジアにおける新しいリテール決済ネットワーク」を目指し2006年にASEAN主要国(シンガポール・マレーシア・インドネシア・タイ)の中央銀行主導により設立された団体で、2010年以降は非ASEAN諸国(韓国・中国・オーストラリア・ニュージーランド)、更にフィリピン・ベトナムも加盟し、各国間におけるリテール決済分野の新たな仕組みの検討・提供を行っています。
NTTデータは、日系企業や邦銀のアジア進出が活発化するなか、アジア域内においてリテール決済サービスの必要性が高まるという想定からAPNへの加盟検討を続け2014年1月に加盟承認に至りました。
国内金融機関様はNTTデータが開発を予定しているシステムを通じて、APNに加盟している各国金融機関とオンラインで接続され、日本の金融機関からアジア・太平洋地域各国の銀行に送金ができるようになります。また、アジア・太平洋地域各国の観光客等訪日外国人が、日本国内において自国金融機関のキャッシュカードを用いて、現金の引き出しや銀聯サービスと同様にショッピングをすることが可能となります。さらに、日本人の海外渡航者がASEAN各国にて容易に現地通貨の引き出しを行うことが可能となります。